1972年島根県生まれ。チェコを拠点に、ドイツ・中欧・東欧を中心とするヨーロッパで活躍中の指揮者。2008年よりチェコ・ピルゼン放送交響楽団音楽監督在任。2007年「プラハの春」国際音楽コンクール指揮部門に第3位入賞。正統的かつ端正、そして情熱に富む演奏によりチェコ音楽界にセンセーションを巻き起こし、早くも同年秋に現職に招聘される。チェコ国内で常任の音楽監督を務めるのは、日本人として初めての快挙である。2010/11シーズンにはプラハ放送交響楽団の定期演奏会への客演が決まっており、ウィーンと並ぶクラシック音楽の源流とオーソドックスを任じるプラハ音楽界における評価の高さも注目されている。
1995年に東京芸術大学音楽学部指揮科を卒業。指揮法を若杉弘、遠藤雅古、小野田宏之、グスタフ・マイヤー、フランシス・トラヴィスの各氏に師事。また、ヴァレリー・ゲルギエフ、セルジュ・チェリビダッケの両巨匠にも薫陶を受ける。在学中の1994年、若干22歳で第10回東京国際音楽コンクール指揮部門において、日本人最高位となる第3位を受賞。その後、日本全国の主要オーケストラに客演し、各地で高い評価を得て今日に至る。
2001年、北ドイツ・フォアポマーン歌劇場におけるヴェルディ没後100周年記念ガラコンサートに招聘され、オーケストラと 聴衆の圧倒的な支持を得て衝撃的な欧州デビューを飾る。その成功により2001/02から2006/07シーズンまでの6年間、 フォアポマーン歌劇場第一専属指揮者ならびに、北東ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団首席指揮者を兼任することとなる。在任中の2003年には、北東ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団を率いて東南アジアツアーを敢行。各地で絶賛をもって迎えられ、そのユニバーサルな音楽性を実証した。
またヨーロッパ内外でも精力的に客演を続け、2003年にバイエルン州ヴュルツブルク歌劇場、2005年には初めての日本人としてセルビア共和国ヴォイヴォディナ管弦楽団に招かれ好評を博す。2006年にはカナダ・オンタリオ・フィルハーモニックを指揮し、満場立席拍手のうちに北米デビューを果たす。2008年、イスタンブール国立交響楽団の定期演奏会に招かれて高評価を獲得。その結果、イスタンブールがヨーロッパ文化首都として重要な年を迎える2009/10シーズンに、同交響楽団のシーズン・オープニング・コンサートを託され、大成功のうちにその重責を果たした。さらに同シーズンには、スロヴァキア放送交響楽団、スペイン・マラガ交響楽団、スロヴェニア国立マリボル歌劇場管弦楽団といったヨーロッパの名門オーケストラと相次いで共演を重ねるなど、その活躍はとどまるところを知らない。
本拠地チェコに目を転じると、首都プラハではプラハ放送交響楽団の指揮台に立ち、プラハ国立歌劇場管弦楽団とはドイツ演奏旅行で共演をしている。2010/2011シーズンに音楽監督として第3期目を迎えたピルゼン放送交響楽団における活躍も目覚ましく、スメタナゆかりの地ピルゼンにおいて、市民・行政・音楽院・オーケストラの絶大な信頼と圧倒的な支持の下、音楽面において新機軸を打ち出してオーケストラのサウンドを熟成していくのみならず、チェコを代表する大企業の支援の下、ホームグランドとなる新ホールの設立を実現、さらにピルゼン放送響を率いての2013年「プラハの春」音楽祭への出演、2015年欧州文化首都のピルゼン市への誘致、そしてピルゼン市の姉妹都市である高崎市との文化交流など、実務面においても短時日のうちに著しく貢献し、これまでにない新風を次々とオーケストラに吹き込み、ピルゼン放送交響楽団に黄金期をもたらしつつある。
この2010/2011年シーズンには、ピルゼン放送響を率いてリンツ・ブルックナーハウスのシーズン・オープニングコンサートに出演、大好評を博し、またドイツ・チュービンゲンへの演奏旅行とドイツ・ヴュルツブルク・モーツァルト音楽祭への出演が予定されている。
このように常にヨーロッパの伝統文化の本流において発展を続ける姿は、国や文化を超え、世界のあらゆる場所で「音楽」という共通言語で自らを表現してゆく、新しい世代の国際的指揮者の一人として将来を嘱望されている。
<これまでに共演したオーケストラ>
=日本国外=
プラハ放送交響楽団
プラハ国立歌劇場管弦楽団
ピルゼン放送交響楽団
スロヴァキア国立放送交響楽団
スロヴェニア国立マリボル歌劇場管弦楽団
ランデスビューネン・ザクセン管弦楽団
チューリンゲン・フィルハーモニー
イスタンブール国立交響楽団
北東ドイツ・フィルハーモニー管弦楽団
ドイツ・フォアポマーン歌劇場
バイエルン州ヴュルツブルク歌劇場
ドイツ・エルツゲビルゲ交響楽団
スイス・ヴィンタートゥール・ムジークコレギウム管弦楽団
スペイン・マラガ交響楽団
スペイン・カメラータ21オーケストラ
ロシア・クラスノヤルスク交響楽団
ウクライナ・ドニプロペトロフスク国立フィルハーモニー管弦楽団
セルビア・ヴォイヴォディナ管弦楽団
カナダ・オンタリオ・フィルハーモニック
=日本国内=
東京フィルハーモニー交響楽団
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
東京佼成ウインドオーケストラ
札幌交響楽団
仙台フィルハーモニー管弦楽団
群馬交響楽団
京都市交響楽団
大阪フィルハーモニー交響楽団
大阪センチュリー交響楽団
大阪交響楽団
広島交響楽団
九州交響楽団
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